2026年10月17日(土)・18日(日)の鹿児島県。鹿児島市では「KAGOSHIMA JAZZ FESTIVAL 2026」、18日には肝付町で「高山やぶさめ祭」、伊佐市で「大口酒造 第12回 新焼酎まつり2026」が開かれます。街角の演奏を巡るか、受け継がれる神事を見守るか、蔵元で秋の新酒を味わうか。行き先によって、まったく違う一日が待っています。
鹿児島市、肝付町、伊佐市は離れた場所です。それぞれを一日の目的地として選び、音楽や神事の開始時刻、帰りの交通に余裕を持って出かけましょう。
鹿児島ジャズフェスティバル|同じ演奏家が、別の場所で違う音を紡ぐ
天文館公園、センテラススクエア、銀座通りなど、繁華街の複数の会場に音楽が広がる二日間です。鹿児島市の開催案内で今年の会場を、県観光連盟の案内で入場無料・雨天決行を確認できます。
このフェスでは、バンドをそのまま招くだけでなく、演奏家を個別に招き、この日の組み合わせをつくります。主催者が語るコンセプトは、共演する人の音や会場の空気を受けて生まれる即興演奏を、街の中へ届けること。知っている曲がなくても、楽器同士がどう応じ合うかを聴く楽しみがあります。
2025年10月18日に足を運んだ人の体験記「かごジャズへ」には、図書館で聴いた演奏家を、その後、天文館公園でも見かけたことが綴られています。観客も演奏家も会場を移る楽しさを感じ、約3時間で三つのステージを聴けたという昨年の記録です。ひとつの席に腰を据えるだけでなく、街を歩くことも音楽体験になるのが伝わります。
今年の公式プログラムでは、17日の天文館公園は12時55分のオープニングから。14時には栗林すみれさん、宮地遼さん、ジーン・ジャクソンさんの組み合わせが予定されています。気になる楽器や演奏家を一人見つけ、その人が別の共演者とどう響き合うかを追ってみるのもよさそうです。
17日夜はセンテラススクエア、銀座通り、二本松馬場通りにもステージが予定されています。各会場は同時進行なので、すべてを聴こうとせず、見たい演奏を選んで移動時間を確保してください。雨天決行でも当日の変更はあり得るため、主催者の最新案内を確認しておきましょう。
高山やぶさめ祭|矢の行方だけでなく、若い射手を支える人たちへ
18日の肝付町では、四十九所神社前の宮之馬場で高山流鏑馬が行われます。中学2年生が射手を務め、約330メートルの馬場を駆ける伝統行事。町は、武芸の披露とは異なる、古式にのっとった年占いの神事と説明しています。2026年の町公式案内から、その由来も読めます。
若い射手は、選ばれてすぐに馬上で矢を放てるわけではありません。保存会や地域の人たちと稽古を重ねて、本番へ進みます。2025年の様子を伝える広報きもつき12月号では、当時の射手が、目標だった最初の矢で的の中心の竹を射る「こもり矢」を達成。終えたあとの言葉には、悔しさと、目標を果たせた安堵の両方が表れていました。華やかな一瞬の奥に、練習と挑戦の時間があります。
今年の祭り会場は新富のまちなかで、高山川河川敷イベント広場は駐車場です。令和8年度の会場マップには、8時30分の開会式から、音楽、お笑い、物産の出店、体験ゾーンなどを掲載。神事の会場と町の催しを、場所を確かめながら楽しめます。
昨年の広報には、催しを巡りやすいという来場者の声とともに、休憩場所の改善を望む声も紹介されていました。歩く時間や休憩も含めて、無理のない観覧計画にしたいところです。流鏑馬の時刻は最新の現地案内で確認し、馬場では誘導に従って安全な場所から見守ってください。
大口酒造 新焼酎まつり|発売初日の新酒を、伊佐の味と一緒に
18日10時〜16時30分予定で、大口酒造第二蒸溜所が祭りの会場になります。蔵元の2026年案内が紹介する楽しみは、当日発売開始の「黒伊佐錦 新酒 無濾過」と、本格焼酎の振る舞い酒。いつもの銘柄を知っている人も、秋の新酒と出会える日です。
伊佐の料飲店による飲食ブース、地元団体を中心としたステージも予定されています。焼酎を味わう時間と、地元の食や演奏を楽しむ時間を組み合わせて過ごせます。どんな料理と合わせたいかを考えながら会場を回るのも、この場所ならではの楽しみになりそうです。
会場は伊佐市菱刈田中1660。雨天中止で、駐車場には限りがあるため、主催者はシャトルバスの利用を呼び掛けています。飲酒する人は運転をせずに帰れる交通手段を先に確保し、バスの乗降場所や時刻を公式ページで確認してください。ペット同伴はできませんが、補助犬は除かれます。
新酒を目当てにするなら、商品代や飲食代も含めて予算を用意し、飲み過ぎず、自分のペースで。持ち帰る一本を選ぶ時間まで含めて、蔵元の秋を楽しめる一日です。
※情報は2026年10月13日(日本時間)確認。







