11月7日(土)・8日(日)の青森県から3件を紹介します。大鰐温泉では、夏のねぷたまつりのあと、11月の夜に有志がもう一度ねぷたを運行します。六戸町では、ふだん鍵のかかった鉄道記念館がこの日だけ開き、2012年に廃線になった十和田観光電鉄線の電車が見られます。弘前では、市が認定した職人「弘前マイスター」の技を、実演と体験で間近に見られます。
大鰐と六戸は土曜だけ、弘前は土日の2日間です。ねぷたの列に加わりたいか、古い車両を見たいか、職人の手仕事を見たいかで選んでください。
大鰐温泉の冬ねぷたは、11月の夜に参加する
「大鰐温泉冬ねぷた」は11月7日(土)の夜に開かれます。大鰐温泉観光協会の9月30日のお知らせによると、夏の大鰐温泉ねぷたまつりと大鰐盆ねぷたが終わったあと、有志が開く催しです。協会は、夏に都合が合わなかった人や、当日大鰐に泊まる人に参加を呼び掛けています。
実施団体のチラシでは、18時に大鰐温泉の不二やホテル(蔵館)を出陣。大円寺、JR大鰐温泉駅、ゆけむり通り、マルシチを回って不二やに戻る道順です。チラシには、町内も町外も関係なく、みんなで楽しむねぷただという呼び掛けも書かれています。
参加費は無料です。飛び入りもできますが、代表者は事前申込への協力を求めています。協会のページにある申込フォームは、参加人数と、子どもと参加する場合は子どもの年齢を尋ねています。集合は出陣の10分前まで。フォームの注意書きは、寒い時期なので風邪をひかない服装で来ることと、運行中は誘導員の指示に従うことを求めています。降雪や天候によっては中止になる場合があります。
冬ねぷたは2025年に初めて開かれ、今年が2回目です。東奥日報の2025年11月29日の記事によると、町で初めての冬ねぷたはその日の夜、扇ねぷたが中心部を運行し、町内外から親子連れや囃子方が加わりました。冷たい風の中、子どもたちが「ヤーヤドー」の掛け声を張り上げたそうです。運行を動画で記録した人も、2025年11月30日の投稿で「気合いの入った運行」だったと伝えています。
2025年の大鰐温泉冬ねぷたについてのゆきと支配人 青森網羅 @yukitomanagerの元の投稿
今年の告知は参加者に向けたもので、沿道で見物する場合の案内はありません。問い合わせ先は、協会のページにある代表者の電話番号です。
七百鉄道記念館で、廃線から14年の車両を見る
六戸町の七百(しちひゃく)鉄道記念館は、十和田観光電鉄線の七百駅の一角にあり、ふだんは公開していません。草刈りに参加した人の2026年8月2日の投稿にも、一般公開は年1回とあります。11月7日(土)10〜15時の一般公開では、旧電車検修庫棟と旧駅舎棟に入れます。十和田市の地域情報サイト「とわこみゅ」の2026年9月29日の掲載記事によると、見られるのは電車のモハ3401とモハ3603、電気機関車のED301とED402、貨車のトラ301・302です。
入場は無料で、先着300名に記念館オリジナルの硬券入場券が配られます。キッチンカーも来る予定です。架線はすでに外してあるため、電車は動きません。旧変電所棟は立ち入り禁止で、ほかにも立入禁止の表示がある場所には入れません。
公開を準備しているのは、廃線になった同線の資料を集めて残している七百レールファンクラブで、十和田観光電鉄が協力しています。クラブはFacebookの投稿で、10月24日の朝6時から会員で記念館まわりの草刈りをし、そのあと一般公開の打ち合わせをしたと報告しています。刈払機の燃料代も出せない「完全ボランティア」の作業だったそうです。
記念館へは、十鉄バス(三沢〜十和田市線)の「七百」バス停から歩いて約8分です。駐車場の台数には限りがあり、主催者はできるだけ路線バスを使うよう呼び掛けています。
弘前マイスター展では、職人の実演を見て、組子を作る
「第6回弘前マイスター展」は、11月7日(土)10〜16時と8日(日)10〜15時に、ヒロロスクエア3階のイベントスペースと多世代交流室で開かれます。弘前市の案内によると、市はこれまでに認定した49名のマイスターを紹介し、技能の実演と体験、製品の展示を行います。入場は無料です。
体験には津軽塗スプーンの研ぎ出し、金魚ねぷたの色付け、津軽凧絵の絵付け、秋の練り切り、クリスマススワッグ、小学生向けのノンアルコールカクテル作りが並びます。これらは要予約で、申込期限は10月26日でした。これから行く人がその場で参加できるのは、予約のいらない「津軽傳統組子製作」です。木製家具・建具製造工の齊藤正美マイスターの指導で組子のオーナメントを作り、参加料は1,500円と3,500円。7日は午後、8日は開催時間内の受付です。
体験の予約が締め切られていても、実演や展示は見られます。2023年1月にヒロロで開かれた回では、出展した津軽塗の工房「今漆器工房」が開催初日の投稿で、マイスターの実演見学や体験ができる内容だと紹介し、自分たちは津軽塗の艶出し体験を担当したと書いています。ほかのブースの槍鉋体験も楽しかったそうです。今年の体験の顔ぶれは2023年とは違うので、公式の一覧で確かめてください。
和菓子の体験教室を開いてきた「御菓子司 開源堂川嶋」の店主は、2026年10月14日の投稿で、来月は弘前マイスター展に出ると書いています。同じ店主は2025年2月にヒロロで開かれた回の投稿で、和菓子体験教室に親子や夫婦での参加があったと振り返っています。
体験に空きがあるかどうかは、市の産業育成課(0172-32-8106)に問い合わせてください。
3件の選び方
土曜の夜を使えて、ねぷたの列に自分も加わりたい人には大鰐が合います。参加は無料です。事前申込をして、防寒の服装で出かけてください。旧十和田観光電鉄の車両を間近で見たい人は、土曜の日中に六戸へ。年に1度、記念館の中に入れる日です。日曜も含めて予定を組みたい人、手仕事を見ながら自分でも何か作りたい人は弘前のマイスター展へ。予約のいらない組子づくりと、入場無料の実演と展示があります。







