2026年10月17日(土)・18日(日)の週末、栃木県で注目したい3つの催しは、いずれも17日に予定されています。日光市の「今市屋台まつり」、足利市の「下野國一社八幡宮秋季大祭」、大田原市の「佐久山花火大会」です。
屋台同士が向き合うお囃子の競演を見るか、神社で受け継がれる神楽を楽しむか、今年から秋開催になった花火を見上げるか。県南から県北まで会場が離れているので、一つを選んでゆっくり過ごす休日の候補として紹介します。
1. 今市屋台まつり|近づく屋台、重なるお囃子。夕方の提灯も見逃せない
JR今市駅前通りに、各町内が大切にしてきた彫刻屋台と花屋台が繰り出します。祭りの中心になるのが「ぶっつけ」。名前から屋台をぶつける様子を想像しそうですが、2台以上がぎりぎりまで近づいて向き合い、お囃子のリズムや響きを競演するものです。日光市観光協会の2026年案内
昼間は屋台の彫刻や花の装飾を見て、夕方には灯のともる姿を待つ。時間を取れるなら、明るい時間と夕暮れの両方を見比べるのもよさそうです。17時に提灯点灯の火入れ式、17時5分から総ぶっつけ、17時30分から手打ち式が予定されています。
2025年10月19日の祭りを訪れた地元の人の日記には、花で飾られた屋台と彫刻屋台が並び、知り合いの若者に声をかけながら楽しんだ様子が残っています。「ぶっつけ」を初めは屋台のぶつけ合いだと思ったという一言も。屋台を見る楽しさに、地域の顔が集まる温かさが加わる祭りです。2025年の来場者の日記(10月24日投稿)
今年の開催は17日13~18時の案内です。ぶっつけは13時45分と15時35分にも予定され、時間が変わる場合があります。会場はJR今市駅から徒歩約2分、東武下今市駅から徒歩約5分。専用駐車場はないため、鉄道で訪れやすいのも選びやすい点です。
2. 下野國一社八幡宮秋季大祭|神楽を待ちながら、社殿の物語をたどる
足利市八幡町の下野國一社八幡宮では、17日に秋季大祭が行われます。見どころは、足利市の無形文化財に指定されている神楽の奉納。神社を訪れるなら、参拝だけでなく、地域が守ってきた芸能をじっくり見る時間を作りたい日です。足利市観光協会の2026年案内
神社の由緒は、源義家が戦勝を願い、1056年に男山八幡宮を勧請したという社伝にさかのぼります。現在の本殿は1814年の再建で、当時の図面も伝わっています。建物の彫刻には、八幡太郎義家や将兵にまつわる場面が表されているそうです。神楽を待つ間に、社殿の飾りに込められた物語へ目を向けるのもよさそうです。八幡宮公式の由緒・文化財紹介
同じ公式案内では、宝物館の文化財を見られる機会として、春・秋季大祭と市の文化財一斉公開日が挙げられています。南北朝時代の年中行事を記した「延文記録」や、社殿復興の資金を募った「大永化縁状」などが紹介され、神社を支えた人々の歩みにも触れられます。見学を希望する場合は、当日の公開内容を社務所で確認してください。
開催日は17日ですが、神楽の詳しい開始時刻は公式観光案内に掲載されていません。神楽を目当てに訪れるなら、出発前に社務所(0284-71-0292)へ確認を。神社公式では東武伊勢崎線・野州山辺駅から徒歩7分と案内されています。
3. 佐久山花火大会|夏から秋へ。箒川の夜空に約5,000発
例年8月に開かれていた「佐久山納涼花火大会」は、2026年から「佐久山花火大会」として10月開催に変わります。会場は箒川岩井橋下流左岸の佐久山運動公園。約5,000発が上がる予定で、夏に見逃した人にも、秋の夜に花火を楽しむ機会が生まれました。大田原市の2026年開催案内
県観光案内ではスターマインや、名前とメッセージがアナウンスされる「メッセージ花火」も紹介されています。夜空の大きな光だけでなく、そこに託された言葉に耳を傾けられるのも、地域の花火大会ならではの楽しみです。
まだ夏開催だった2025年8月16日の大会について、翌日の地元紙は、初めて訪れた家族連れが間近に見る花火に感動し、翌年も訪れたいと話したことを伝えています。主催団体の会長も、地域の風物詩を守りたいという思いを語っていました。2025年の現地取材記事
2023年8月21日には、初訪問の来場者が追加の花火写真を公開しています。以前の夏開催の記録として、会場の雰囲気を想像する参考にどうぞ。2023年の原投稿
2023年の佐久山納涼花火大会・来場者の投稿
今年の時間は、市の案内では17日18時30分~20時。親園小学校から会場近くへのシャトルバスは15時30分~21時30分に運行予定です。周辺には交通規制があるので、市の会場図を見てから向かいましょう。夜の川沿いで過ごすため、羽織るものも用意しておくと安心です。




