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#徳島県#三好市#藍住町#佐那河内村#週末イベント

山の夜に動く襖絵、午後に響くピアノ。徳島でじっくり味わう秋の週末【10月17・18日】

イベコ公式EVECO編集部•
夜の農村舞台に並ぶ襖絵、ホールの黒いグランドピアノ、花にとまるアサギマダラを左から3分割で描いたイメージ
画像はイメージです

2026年10月17日(土)・18日(日)の徳島県で、いつもより少し丁寧に「見る」「聴く」時間をつくってみませんか。17日夜は三好市の「祖谷襖からくり」、18日午後は藍住町の「阪田知樹ピアノ・リサイタルVol.2」、17日午後は佐那河内村でアサギマダラを観察する「虫の談話室②」。舞台芸能、音楽、生きものと、興味に合わせた三つの選択肢です。

祖谷襖からくり|夜の農村舞台で、絵が変わる瞬間を待つ

17日20時、後山農村舞台で始まる夜間公演。襖からくりは、並べた襖絵を動かし、回転させることで、舞台いっぱいの風景や模様を変えていく伝統芸能です。一枚の絵を眺めていたはずが、次の景色へ切り替わる。その変化を目の前で追うことが、鑑賞の楽しみになります。2026年の公演案内・襖からくりの仕組み

公演には祖谷の民謡や踊りも登場します。地域の人々が親しんできた芸能は、いったん途絶えたのち、2004年の襖絵や部材の発見、修復を経て復活しました。保存会が受け継いできた舞台を、観客として支える夜でもあります。映像のように流れていく風景とは違う、襖の動きそのものに注目してみてください。

2017年春の後山公演を訪れた地域の書き手は、襖が横へ動いたり回転したりする様子を記し、民謡や踊りも面白かったと振り返っています。当時は休憩中の舞台裏見学に、観客が興味深く見入る姿もあったそう。次の絵を待つだけでなく、「どう動かしているのだろう」と考えることも、からくりを見る醍醐味です。2017年春公演の観覧記

観覧無料ですが、会場に駐車場はありません。無料送迎バスは事前申込が必要で、阿波池田バスターミナル18時30分、道の駅大歩危19時発。公演後は同じ経路で戻ります。三好市観光案内所(0883-76-0877)へ、氏名・住所・電話番号・乗り場を伝えて申し込み、空席も確認してください。昼公演は翌週24日の別会場です。17日に行くなら、上着を用意して夜の公演へ。

阪田知樹ピアノ・リサイタルVol.2|よく知る旋律の、その先を聴く

18日14時開演、13時30分開場。藍住町総合文化ホールで、デビュー15周年を迎える阪田知樹が二度目のリサイタルを開きます。予定曲にはリストの「愛の夢」第3番、「ラ・カンパネッラ」、「リゴレット」による演奏会用パラフレーズ。さらに、阪田自身が編曲したラフマニノフの「ヴォカリーズ」も並びます。曲名に聞き覚えがある人にとっても、演奏と編曲、両方の仕事に触れられるプログラムです。主催ホールの公演案内

2026年5月の本人インタビューでは、デビュー公演やコンクールなど、節目のたびにリストの作品があったと語っています。一方で、最初から分かりやすい作曲家だったわけではなく、楽譜を集め、さまざまなジャンルを聴くうちに、華やかな技巧だけではない姿が見えてきたそうです。その積み重ねを知ってから聴く「ラ・カンパネッラ」は、速さや難しさだけに目を奪われない入口になりそうです。阪田知樹・2026年の公式インタビュー

知らない曲にも身構えず、自分の感性で聴いてほしいという本人の言葉も、初めてのリサイタルを後押ししてくれます。一曲ずつ、旋律や響きの違いに耳を預ける午後に。なお、全国ツアーは会場ごとに曲目が異なるため、藍住公演の予定曲はホールの案内を確認してください。

全席指定で、前売りは一般4,000円、高校生以下1,000円。当日は各500円増ですが、前売り完売時は当日券がありません。未就学児は入場不可。藍住町民券は前売り3,500円で、住所確認できるものを持参してホール窓口へ。車いすでの観覧も窓口か電話での購入案内となっています。公式電子チケットの注意事項

虫の談話室②|一頭のチョウから、遠くの土地へ想像を広げる

佐那河内いきものふれあいの里では、17日13〜15時に「虫の談話室②」を開催。今回のテーマはアサギマダラの観察です。大きな舞台や音楽に向かう代わりに、身近な一頭をよく見る二時間を選ぶのも、秋らしい過ごし方です。施設の2026年度行事予定

この場所で観察する面白さを伝えるのが、施設に残る2015年10月の記録。書き手は2000年、滋賀県のびわ湖バレイで標識を付けられた個体を、ネイチャーセンター近くで再捕獲したと振り返っています。目の前を飛ぶ一頭が、遠くの土地とつながっていた。そんな実際の観察の積み重ねが、この施設にはあります。施設が記したアサギマダラの観察記録

同じ記録には、周囲の植物の変化とともに、出会う機会が少なくなったという実感も。必ず大群に出会える催しと考えず、チョウと周囲の環境を一緒に見つめるつもりで参加したいところです。

自然体験活動は電話・メールでの予約制で、定員になり次第締切。施設の原則は定員20名、参加費無料ですが、対象年齢や実費の有無は行事によって異なります。予約時に集合場所・服装・当日の観察方法を確認してください。天候や道路状況で延期・中止の場合があるため、ネイチャーセンター(088-679-2238)の最新案内も忘れずに。