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第32回あきの螢能 ~月夜の能舞台にホタルが舞う~

文化
開催期間
2026年06月20日(土)
開催地
奈良県 宇陀市 / 阿紀神社 能舞台
詳細
奈良県宇陀市の阿紀神社境内の屋外能舞台で、毎年6月に行われる「あきの螢能」の第32回公演です。この能の最大の見どころは、上演のクライマックスで会場の明かりが消され、数百匹のホタルが一斉に夜空に放たれる幻想的な演出です。深淵の闇の中に無数の光の筋が描かれ、鎮守の森に吸い込まれていく光景は、この地でしか見られない幽玄の世界を創り出します。阿紀神社は神代に創建された由緒ある神社であり、約300年前に宇陀松山藩主 織田長頼公が寄進した能舞台がその始まりとされています。大正年間まで続いた薪能は、70年の空白を経て1992年に復活し、1995年からは「螢能」と改名され、地元保存会によって28年間開催されてきました。ホタルの光だけでなく、車が通る道路から離れた静寂な環境の中で聞こえる清流の音、鼓の音や掛け声が響き渡る臨場感、そして漆黒の夜空と鎮守の森に囲まれた舞台は、観客を能の世界へと深く誘います。能楽では「雷電(らいでん)」が上演され、菅原道真の霊が雷神となって内裏を騒がし、後に天満天神として鎮座する物語が描かれます。狂言は「萩大名」です。